電気代が月1,500円安くなる!家庭でできる節電テクニック15選

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はじめに

毎月の電気代、じわじわと上がっていませんか?
最近ではエネルギーコストの上昇により、何もしていなくても光熱費が高くなる傾向があります。でも、安心してください。家庭でできる簡単な工夫を積み重ねるだけで、月1,500円以上の節約も夢ではありません。
この記事では、誰でもすぐに始められる節電テクニックを15個紹介します。中学生でもわかる言葉で、今日から実践できる内容ばかり。ぜひ読み進めて、あなたの家計と地球にやさしい暮らしを始めてみましょう!


毎月の節約はココから!まず見直すべき「電気の使い方」習慣

無駄な待機電力を減らす簡単なコツ

家庭で使っている電化製品の中には、使っていないときでも電気を消費しているものがあります。これがいわゆる「待機電力」と呼ばれるもので、意外にも電気代に大きく影響するポイントです。たとえば、テレビや電子レンジ、パソコンなどは、電源をオフにしていてもコンセントにつながっているだけで電力を消費しています。

この待機電力を減らすためにおすすめなのが、「スイッチ付き電源タップ」の活用です。使っていない時間帯はタップごと電源を切るだけで、無駄な電力消費を防ぐことができます。また、長時間使わない家電、たとえば来客用の空気清浄機や予備のテレビなどは、こまめにコンセントを抜くのがベストです。

経済産業省の調査によると、一般家庭の待機電力は全体の約6%程度とされており、月に換算すると数百円〜1,000円程度が無駄になっている可能性があります。ちょっとした工夫と習慣の見直しで、電気代を着実に下げることができますよ。


「つけっぱなし」を防ぐための行動ルール

「テレビをつけっぱなしにして、気づいたら誰も見ていなかった」「電気をつけたまま、別の部屋で過ごしていた」など、つけっぱなしの電気は家庭でよくある無駄の1つです。これを防ぐためには、家族全員で「つけたら消す」を徹底する行動ルールを作ることが大切です。

たとえば、以下のようなルールを家庭内で決めてみましょう:

  • 部屋を離れるときは電気を必ず消す
  • テレビは見ていないときはリモコンではなく主電源を切る
  • トイレや脱衣所など短時間しか使わない部屋には人感センサーを導入する
  • 子どもにも「消したらポイント」など、楽しく覚えさせる工夫をする

これだけでも、1ヶ月で数十円から数百円、年間では数千円の節約につながります。「もったいない」の気持ちを家族で共有することが、節電の第一歩です。


電源タップの使い方で節電効率が変わる?

電源タップは、ただ差し込むだけの道具ではありません。使い方を工夫するだけで、節電効果を高めることができます。特に「スイッチ付き」の電源タップは、待機電力のカットに非常に効果的です。

たとえば、リビングにあるテレビやBlu-rayレコーダー、ゲーム機などはまとめて1つのスイッチ付き電源タップにつなげましょう。使わないときはスイッチをOFFにすることで、待機電力をまとめてカットできます。

また、寝室や子ども部屋など、日中あまり使わない部屋の電源タップは夜間OFFに設定するのもおすすめです。タイマー付き電源タップを使えば、夜間自動で電源を切ることも可能です。

注意点としては、冷蔵庫やWi-Fiルーターなど、電源を切ってはいけない家電は個別に管理する必要があります。電源タップを「家電グループ別」に分けて設置することで、使いやすく、かつ節電効果を最大限に引き出せます。


部屋ごとに消費電力を見直すアイデア

家全体の電気代を下げるためには、部屋ごとの消費電力を見直すことも重要です。たとえば、リビングは家族が長時間過ごすため、エアコンやテレビの使用頻度が高く、電力消費も多くなりがちです。

一方、寝室やトイレ、玄関などは使用時間が短いため、小さな工夫でも大きな節電効果が期待できます。以下は部屋ごとの節電ポイントの一例です:

部屋 見直すべきポイント 節電の工夫
リビング エアコン・照明・テレビ LED化、エアコン設定温度の見直し、テレビの明るさ調整
寝室 照明・加湿器 タイマー活用、小型家電の見直し
トイレ 換気扇・温水便座 使わない時間は電源OFF、人感センサー導入
キッチン 冷蔵庫・電子レンジ 詰め込みすぎ回避、扉の開閉回数削減

このように、部屋ごとの役割と使用家電を整理し、それぞれに適した節電対策を行うことで、家庭全体の電力消費を効率よく下げることができます。


家族全員で取り組める「節電ルーティン」

節電を成功させるコツは、家族全員で協力することです。一人だけが頑張っても限界がありますし、続きません。家族で楽しみながら節電できる「ルーティン化」がとても効果的です。

たとえば、こんな節電ルーティンを家庭に取り入れてみてはいかがでしょうか:

  • 朝起きたら電気は自然光だけにする
  • 出かける前に「電源OFFチェックリスト」を確認
  • 夜は21時以降、テレビを見ない代わりに家族でボードゲーム
  • 就寝前に全員で「コンセント抜きチェック」
  • 節電できた金額を「家族のお楽しみ貯金」にする

子どもにも役割を与えることで、自然と節電意識が身につきます。また、家族会議で「今月の電気代は○○円だった!」と発表することで、達成感も得られますよ。

 

エアコンの電気代を大幅カットする使い方の工夫

冷房は〇度設定が一番お得!

夏になるとエアコンの使用頻度が一気に増え、電気代もグッと上がります。しかし、設定温度をたった1〜2度変えるだけで、大きな節電効果があることをご存じでしょうか?

一般的に、冷房の設定温度は28度が推奨されています。実際には「暑すぎない?」と思うかもしれませんが、サーキュレーターや扇風機と併用すれば、体感温度はかなり快適になります。エアコンの設定温度を1度上げると、約10%の電力削減につながると言われています。

また、冷房の設定温度を下げすぎると、部屋の温度と外気温の差が大きくなり、冷えすぎて体調を崩す原因にも。快適さと節電のバランスを取るには、設定温度と併用するアイテムがカギになります。

日中外出する際は、必ずエアコンの電源を切ることも忘れずに。最近のエアコンは再起動後の立ち上がりも早く、昔のように「つけっぱなしの方が節電」という考えは現在ではほとんど通用しません。


サーキュレーターとの併用で効率UP

冷房の効きが悪いと、つい設定温度を下げがちですが、それは電気代が上がる原因に。そこでおすすめなのがサーキュレーターの併用です。

サーキュレーターは空気の流れを作り、部屋全体の温度を均一に保ってくれる家電。エアコンだけでは冷気が部屋の一部にとどまってしまい、部屋全体がなかなか涼しくなりません。サーキュレーターを使って空気を循環させることで、設定温度を高めにしても涼しく感じることができます。

使い方のポイントは、サーキュレーターをエアコンと反対方向に向けて空気を動かすこと。床にたまった冷気を効率よく広げることで、冷えムラを減らし、結果的に消費電力を抑えることができます。

また、夏だけでなく冬場の暖房時にも有効。天井に溜まった暖かい空気を下に送り、部屋全体が暖まりやすくなるので、1年中使える優れものです。


フィルター掃除の頻度と節電効果

意外と忘れがちなのが、エアコンのフィルター掃除。実はこれ、電気代に直結する大事なポイントなんです。

フィルターにホコリがたまると、空気の流れが悪くなり、エアコンが必要以上に頑張ってしまう状態になります。これによって消費電力が増加し、冷房や暖房の効きも悪くなる悪循環に。フィルター掃除をするだけで、なんと5〜10%程度の節電効果があると言われています。

掃除の目安は2週間に1回。特に夏や冬のエアコン使用シーズンは、こまめにチェックするのがおすすめです。掃除はフィルターを外して、掃除機でホコリを吸い取るだけでOK。月1回は水洗いして、しっかり乾かしてから戻しましょう。

フィルターがきれいになると、空気も清潔になり、健康にも良い影響があります。節電と快適な空間作りの両方を叶える、簡単で効果的な方法です。


冬の暖房も賢く使えば節電に

エアコンは夏の冷房だけでなく、冬の暖房でも活躍しますが、使い方次第で電気代に大きな差が出ます。ポイントは**「立ち上げ時の使い方」と「設定温度」**です。

暖房の設定温度は、20度が推奨されています。これより高くすると電気代が一気に上がります。また、寒い朝に急激に部屋を温めようと「強モード」にすると、消費電力がピークに。できれば、起きる30分前に自動で暖房をつけるタイマー機能を使うと効率的です。

さらに、カーテンや断熱シートで窓からの冷気を防ぐ工夫も効果的。窓からは全体の熱の約50%が逃げると言われており、断熱対策をするだけで暖房効率が大きく改善します。

加湿器を併用するのもおすすめ。湿度があると体感温度が上がり、低めの設定温度でも暖かく感じられるため、自然と節電になります。


「自動運転」と「弱風」、どっちが節電?

エアコンの運転モードには「自動運転」や「弱風」などがありますが、どちらが節電に効果的かご存じですか?

実は、「自動運転」がおすすめです。一見「強く動いてるから電気代がかかるのでは?」と思われがちですが、自動運転は室温を素早く快適にして、効率よく維持する設計になっています。

逆に「弱風」で運転を続けると、部屋がなかなか冷えず(暖まらず)、エアコンが長時間フル稼働し、結果的に電力を多く消費してしまうことがあります。
自動運転は、最初は強く運転して、適温になったら自動で弱める仕組みなので、トータルでは節電につながるのです。

節電を意識するなら、手動で設定を細かくいじるよりも、エアコンの性能に任せて「自動」にしておくのがベスト。賢い使い方が、電気代を確実に減らす近道になります。


次は「キッチン・冷蔵庫周りの見直しで電気代ダウン」について進めます。このまま最後まで執筆を続けますので、どうぞお付き合いください。

キッチン・冷蔵庫周りの見直しで電気代ダウン

冷蔵庫の詰めすぎは逆効果

冷蔵庫は家庭内で常に稼働している電化製品のひとつで、電気代への影響も大きい存在です。意外と知られていないのが、冷蔵庫に物を詰めすぎると冷却効率が下がってしまうということ。

冷気は庫内を循環することで温度を一定に保っていますが、ぎっしり物が詰まっているとこの空気の流れが妨げられ、冷却に時間がかかります。その結果、冷蔵庫はより多くの電力を使って冷やそうとするため、電気代が上がってしまうのです。

目安としては、冷蔵室は7割程度、冷凍室は8割程度の収納量がベスト。冷凍室は中身が多い方が冷気を逃しにくくなりますが、冷蔵室は逆に隙間を空けた方が効率的です。

また、定期的に食品の在庫を見直すことで、無駄な買い物や食材ロスも減らせます。冷蔵庫内をスッキリ保つことが、節電にも、家計の管理にもつながるのです。


冷蔵庫の設置場所でも電気代が変わる?

実は、冷蔵庫の置き場所も電気代に影響を与える重要な要素です。冷蔵庫は外部の温度が高いと冷却に余計なエネルギーを使ってしまうため、設置場所を工夫することで消費電力を抑えることができます。

特に注意したいのが「直射日光が当たる場所」や「コンロの近く」。熱が伝わる場所に冷蔵庫を置くと、冷却効率が下がり、電気代が無駄にかかってしまいます。また、壁との距離を10cm以上あけることで、放熱がスムーズになり、より省エネになります。

床との設置面も重要で、直置きよりも少し浮かせるような台に乗せると空気の循環がよくなり、冷却効率が上がることもあります。設置場所のちょっとした工夫で、月に数十円〜百円以上の節電が期待できます。


電気ポット・炊飯器の節電ワザ

キッチン家電の中でも、常に電源を入れていることが多い電気ポットや炊飯器は、使い方の工夫で大きく節電できるアイテムです。

まず電気ポット。保温機能をつけっぱなしにすると、1日中少しずつ電力を使い続けてしまいます。おすすめは、必要なときだけ沸かすタイプの電気ケトルを使う方法。これに切り替えるだけで、月に数百円の節約になります。

炊飯器の場合は、保温時間を見直すのが効果的。朝炊いたご飯を夜まで保温するのではなく、炊きあがったらすぐ冷凍保存して、食べるときにレンジで解凍する方が圧倒的に省エネです。

また、まとめ炊き+冷凍というスタイルにすれば、毎回炊くよりも電気代が抑えられ、忙しい日にもすぐご飯が食べられて便利。日々の小さな工夫が、確実な節約につながります。


電子レンジとトースター、使い分けのポイント

電子レンジとオーブントースター、どちらもキッチンでよく使う調理家電ですが、使い方次第で電気代に差が出ます。

まず知っておきたいのは、短時間の加熱や温めは電子レンジが有利だということ。電子レンジは中の水分を直接加熱するため、素早く温まり、効率よく電力を使えます。一方で、パンを焼いたり、表面をパリッとさせたい場合はトースターが得意

たとえば、冷凍ご飯の温めや汁物の再加熱には電子レンジ、食パンや揚げ物の再加熱にはトースターと、用途を分けて使うことで無駄な電気の消費を抑えられます。

さらに、使わないときはコンセントを抜く習慣をつけるのも効果的です。特にトースターなどは待機電力が少ないとはいえ、チリも積もれば年間で数百円の節約になることも。


食洗機の電気代を減らすタイマー活用術

食洗機は水も電気も使う家電ですが、実は使い方次第で節水・節電どちらにも貢献できる優れものです。中でも注目すべきは、「深夜電力」の活用

もしご家庭が時間帯によって電気料金が変わるプラン(夜間が安いプラン)に加入していれば、食洗機のタイマーを夜の22時〜翌朝7時ごろに設定して動かすことで、電気代を大きく節約できます。

また、汚れがひどくないときは「エコモード」や「乾燥なし運転」を選ぶことで、さらに消費電力を抑えられます。乾燥機能は便利ですが、実は電力消費が多い部分でもあるので、自然乾燥で対応するだけでも節電になります

食器の入れ方にも工夫が必要で、きちんと隙間を空けて配置することで、洗浄効率が上がり、洗い残しや追加洗浄のムダを減らすことができます。


続いて、「照明・家電を見直すだけでここまで変わる!」に進みます。このまま最終パートまで一気に書き上げてまいります。

照明・家電を見直すだけでここまで変わる!

LED電球に替えると本当にお得?

「LED電球は高い」と思っていませんか?確かに購入時の価格は、白熱電球より高めです。しかし、消費電力が圧倒的に少なく、寿命も10倍以上長いため、長期的には大幅な節約につながります。

たとえば、60Wの白熱電球を1日5時間使用した場合、月の電気代は約270円ほどですが、同等の明るさのLED電球なら月にわずか50円程度で済みます。これを家中で置き換えると、1ヶ月に数百円〜1,000円以上の電気代削減が可能です。

さらに、LED電球は発熱量も少ないため、夏場の冷房効率もアップ。地味に見えるかもしれませんが、照明のLED化は**初期投資以上のリターンが見込める「節電の優等生」**と言えるでしょう。


明るさより「色温度」で選ぶ節電照明

電球の明るさを選ぶとき、「ワット数」ばかりを見ていませんか?実は、**色温度(ケルビン)**にも注目すると、快適さと節電効果のバランスが取りやすくなります。

たとえば、リビングや作業スペースには「昼白色(5000〜6500K)」を使うと明るく感じられ、より少ない光量でもしっかり見えるため、照明を多くつける必要がありません。一方で、寝室やトイレには「電球色(2700〜3000K)」が適しており、リラックスしながら節電も可能です。

また、最近では調光・調色機能付きのLED照明も増えており、シーンに合わせて光を調整できるため、無駄な点灯や光量オーバーを防げます。

明るすぎる照明は、目にも優しくありません。色温度や明るさを調整することで、家族の健康にも配慮しつつ電気代をカットできます。


テレビの明るさ設定を変えてみよう

テレビは長時間つけっぱなしにされがちな家電のひとつですが、画面の明るさ設定を変えるだけで節電が可能です。

多くのテレビには「ダイナミックモード」「標準モード」「省エネモード」などの表示設定があります。初期設定のまま「ダイナミックモード」にしていると、画面が明るすぎて、無駄に電力を使っている場合も。

おすすめは**「省エネモード」や「画面明るさ自動調整」機能に切り替えること。これにより、テレビの消費電力を約10〜20%程度削減**できます。

さらに、使っていない時間はこまめに電源を切る、録画中でないときは主電源をオフにするなど、細かな工夫も大事です。テレビは意外と電力を使う家電なので、見直す価値は十分にあります。


洗濯機は「まとめ洗い」が節電のカギ

洗濯機は1回の使用で数十円の電気代がかかる家電ですが、使い方を変えるだけで節電効果が出やすい家電でもあります。

まずポイントとなるのが「まとめ洗い」。毎日少量ずつ洗うよりも、2日に1回、容量いっぱいまでまとめて洗濯する方が効率的です。これは、水道代や洗剤代にも好影響を与えます。

また、洗濯機のお湯取り機能(お風呂の残り湯を使う)を活用すると、洗濯の汚れ落ちも良くなり、電気ヒーターを使わずに済むので省エネになります。

乾燥機能も便利ですが、天気の良い日は自然乾燥を活用するのが最もエコ。どうしても乾燥機を使う場合は、脱水時間を長めに設定してから使用すると乾燥時間が短縮され、電気代を抑えることができます。


使ってない時間の家電、どうしてる?

家電製品は、使っていないときでも電力を消費していることがあります。とくに待機電力は見落とされがちで、家庭全体の電気代の約5〜10%を占めていると言われています。

たとえば、テレビ、オーディオ機器、電子レンジ、プリンターなど、電源オフでもコンセントにつながっていれば、少しずつ電力を消費しています。特に、録画機能付きの機器やネット接続のある家電は、常に待機状態にあることが多いです。

節電のためには、使っていない時間に電源タップのスイッチを切る、またはコンセントを抜く習慣をつけることが大切です。スケジュールタイマー付きのタップを使えば、自動的に電源オフができるため手間も省けます。

また、パソコンやルーターも同様。長期間使用しないときは、しっかり電源を切りましょう。日々のちょっとした意識の積み重ねが、月1,500円以上の節電につながる可能性もあります。

 

スマート家電やアプリを使ってかしこく節電

スマートプラグで自動ON/OFF

最近注目されているのが、スマートプラグを使った電気の自動管理です。スマートプラグとは、コンセントと家電の間に挿すことで、スマホから電源を操作できる便利アイテムです。

たとえば、外出中に「電気つけっぱなしだったかも…」と思ったとき、スマホアプリから電源をオフにすることが可能です。また、タイマー機能を使えば、決まった時間に自動で電源ON/OFFができ、つけっぱなし防止にも役立ちます。

よく使う例としては、朝だけ使うコーヒーメーカーや、夜間だけ使用する照明など。「夜間だけWi-Fiルーターの電源を切る」といった使い方も可能です。

スマートプラグ自体は1,000円〜3,000円程度で購入可能で、初期投資は必要ですが、無駄な電力を確実にカットできるので数ヶ月で元が取れることもあります。


電力見える化アプリの使い方

電気代の節約において、「今、何にどれだけ電力を使っているか」を把握することは非常に重要です。そこで便利なのが、電力の「見える化」ができるアプリです。

最近では、東京電力の「くらしTEPCO」や関西電力の「はぴeみる電」など、電力会社が提供している無料アプリを使えば、時間帯別の使用量や電気料金の予測、前年同月との比較などが簡単に確認できます。

これを活用すると、「夕方の電気使用が多いから、料理の時間をずらそう」「洗濯は夜の方が電気代が安い」といった具体的な対策が立てやすくなります

また、アプリによっては「節電チャレンジ」として、目標達成するとポイントがもらえたり、ギフト券に交換できるサービスも。ゲーム感覚で節電を楽しめるのも魅力です。


AI家電の節電効果はどれくらい?

最近の家電は、ただの「便利な機械」ではなく、**AI(人工知能)を搭載した「かしこい家電」**が増えています。これらはユーザーの生活習慣を学習して、最適な動作で電力をムダなく使ってくれるのが特長です。

たとえば、AI搭載のエアコンは、部屋の温度や湿度、日照時間などを自動で判断し、必要最小限の運転で快適さをキープしてくれます。また、冷蔵庫なら、開閉回数や使う時間帯を学習して、電力使用を最適化してくれる機種もあります。

もちろんAI家電は高額なイメージがありますが、年間の電気代で見れば従来型より数千円〜1万円以上の節電効果が見込めることも。家電の買い替え時には、初期コストだけでなく、「年間電気代」や「省エネ基準達成率」もチェックして選ぶのが賢い方法です。


スマホの充電習慣も見直そう

一見、スマホの充電は大した電力を使っていないように思えますが、実は使い方によっては無駄な電気を使ってしまっているケースもあります。

たとえば、寝ている間に充電して朝までつけっぱなし。これは多くの人がやっている習慣ですが、バッテリーが満タンになった後も通電し続けており、ムダな電力を消費しているのです。

最近では、1時間程度で充電が完了する機種も多いため、寝る前ではなく、起床後や朝の準備中に充電するスタイルに変えると、無駄な通電時間を減らせます。

また、充電器をコンセントに差しっぱなしにしているのもNG。これも待機電力を使っているため、使い終わったらコンセントから抜く習慣をつけると、わずかでも節電につながります。


太陽光や蓄電池の活用法とは?

初期投資はかかるものの、長期的な視点で見ると大きな節電効果を発揮するのが太陽光発電システムや家庭用蓄電池の導入です。

太陽光発電は、晴れた日には日中の電力を自家発電でまかなえるため、電力会社からの購入電力を大幅に減らせます。さらに余った電力を蓄電池にためておけば、夜間や災害時の非常用電源としても活躍します。

特に、電気代の高い昼間に発電した電力を自宅で使うことができるので、ピークシフトにも貢献。エコで経済的な選択と言えます。

導入には数十万円以上の費用がかかりますが、自治体によっては補助金や助成制度もあるので、検討の価値は十分。光熱費の大幅削減と、防災対策の両立を目指すなら、選択肢に入れておきたいところです。


まとめ

家庭でできる節電テクニックは、今すぐ始められる簡単なものから、ちょっとした初期投資が必要なものまでさまざまです。しかし共通して言えるのは、**「意識を変えれば、毎月1,500円の節約は決して難しくない」**ということ。

待機電力を減らす、エアコンの設定温度を見直す、LED照明に変える、家電の使い方を見直す、アプリで電力を見える化する…。こうした一つ一つの行動が積み重なり、結果的に電気代を大きく減らすことができます。

また、家族全員で楽しみながら取り組むことで、節電は苦ではなく「暮らしの一部」になります。無理なく続けられる工夫をしながら、エコでお得なライフスタイルをぜひ実現してみてください。